メイドカフェや執事喫茶などのように、特定のテーマや世界観に基づいて作られたカフェを「コンカフェ(コンセプトカフェ)」と言います。
詳しい説明は以下の漫画をご参照ください。
漫画内にあるように、コンカフェは稼げるバイトとして人気のお仕事です。
今回はコンカフェの起源や具体的な仕事内容、料金システムなど概要を解説していきます。
「コンカフェって何?」といったように、ピンとこない方はこれさえ読めばすべてわかりますよ!
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まずは「コンカフェとは」という大きなテーマに則り、概要や起源をご紹介していきます。
冒頭でも申し上げた通り、コンカフェとはメイドや執事など特定の世界感(=コンセプト)に基づいて作られたカフェのこと。
例を挙げると、メイドカフェでメイドに扮した女性キャストがお客様を「ご主人様」「お嬢様」と呼ぶのも世界観を表現する方法の1つ。
店内の内装に凝っているのはもちろん、女性キャストの制服や接客方法にもこだわりを持つコンカフェがほとんどですよ。
またコンカフェでは食事の提供の他、女性キャストとのコミュニケーションを楽しむサービスも提供しています。
お客様側としてはただ食べたり飲んだりするだけでなく、世界観とともに女性キャストとの交流も楽しんでいらっしゃる方が多いでしょう。
上述したコンカフェは、1990年代頃のオタク文化の盛り上がりとともに、特定のコンセプトに基づいた飲食店が登場し始めたのがきっかけだったとか。
コスプレイベントや同人誌即売会での一時的なカフェが、やがて常設の店舗へ発展したと言います。
そしてそんなオタク文化の延長線上にあるコンカフェ発祥の地と言われているのが、聖地・秋葉原。
1990年代後半からオタク文化の中心地として知られるようになってから、2001年に初めての常設メイドカフェ『CURE MAID CAFE(キュア メイド カフェ)』がオープンしました。
そして2000年代初頭には秋葉原をはじめとして都内に広まり、独自の文化を形成していったそうです。
2000年代後半には様々なコンカフェが登場し、巫女や女子高生、ゴスロリ、ナースなど、幅広いテーマが扱われるようになりました。
近年ではコンカフェでありながら単なる飲食店のみならず、地下アイドルのプロデュースをやるようになった店舗も散見されます。
オタク文化とともに進化を遂げてきたコンカフェは、現代でもまた多様なテーマにより日々変化を遂げています。
首都圏を中心に増えつつあったコンカフェは、今や地方含む全国に広まっています。
東京や大阪、福岡など、都市部で人気を博しています。
ちなみに発祥の地となった秋葉原には、今や約200店舗ものコンカフェが営業しているとか……。
オタク文化に倣って日本国内のみならず海外からも注目を浴びており、特定コンカフェ目当てに来日する観光客もいるみたいですよ。
「飲食店」としての営業形態をとるコンカフェでのサービスは、お店ごとに定められたコンセプトに沿ったサービスが展開されています。
例えばメイドカフェであればメイドさんに扮した女の子が、お客様を「ご主人さま」に見立ててサービスを提供しています。
コンセプトを重視するため、提供する飲み物や食事も世界観に沿ったメニューになります。
またお店によってはコンカフェの女性キャストとゲームやチェキなど、交流を楽しめる場合もあるでしょう。
中には夜に営業しているコンカフェもあり、ソフトドリンクの他にお酒の提供もあるみたいですよ。
コンカフェの料金システム
コンカフェは、お店ごとに採用している料金システムが異なります。
ワンドリンク制をとっているお店もあれば、チャージ制や飲み放題を併用してお客様に選んでもらう場合もあるでしょう。
またコンカフェの料金は、カフェ形態orバー形態で値段の相場が変わってきます。
カフェ形態 | バー形態 | |
料金 | 2,000円~ | 3,000円~ |
フードやドリンク | 1,000円~ | |
キャストドリンク | 1,000円~3,000円前後 | |
チェキ | 500円~2,000円前後 | |
その他ゲーム | 1,000円~ ※無料の場合アリ |
上図によるとカフェ形態の場合は最低でも1,500円ほど、食事やサービスを楽しむと3,000円前後かかる計算になります。
そして前述した通り、コンカフェの中にはお酒を提供しているバー形態のお店もあります。
飲み放題を採用しているお店もありますが、バー形態だと予算は3,000円~5,000円程度と見積もっておいて良いでしょう。
システムはチャージ制やワンドリンク制などお店ごとに異なりますが、「テーブルチャージ 〇円/1h+サービス料▲%+税」など合計料金を表示してくれるお店もあります。
初めてコンカフェで働かれる方にとっては少し難しく感じるかもしれませんが、心配せずとも研修の段階で先輩キャストが優しく教えてくれるはず。
体験入店や本入店後に研修があるお店などであれば、働いているうちにマスターできるようになるでしょう。
一口に「コンカフェ」と言っても、掲げるコンセプトや世界観は様々。
ここからは具体例を挙げて、コンセプトごとにどのようなサービスや接客をしているのか解説します。
メイド系コンカフェ
コンカフェ界隈の代表格とも言えるメイド系は、お客様を「ご主人様」「お嬢様」と見立てた接客が主流。
またコンカフェの発祥も元をたどればメイド系から始まっているだけに、全国的な店舗数や求人掲載数も多い傾向にあります。
コンセプト的にも比較的若い層のお客様が多いため、同年代の方とお喋りしたい方にはうってつけなのではないでしょうか?
ファンタジー系コンカフェ
メイド系に続いて多い傾向にあるのが、ファンタジー系コンカフェ。
魔法使いやサイバー、お姫様、サキュバス、妖精など、店内含めてあらゆる「異世界」を表現しているコンカフェです。
大きな特徴としては、やはりお店ごとのコンセプトによる制服の数々。
魔法使いなら黒いローブや魔法学生のような制服を着用し、サイバー系ならタイトな黒い衣装でシックに決めるなど様々です。
またコンセプトによっては女性のお客様が多いお店もあるようなので、同性同士で盛り上がりたい方にもおすすめと言えるでしょう。
アイドル系コンカフェ
アイドル系コンカフェでは、お客様は「プロデューサー」の立場になる場合が多いでしょう。
また中には女性キャストにSNSを運用してもらい、フォロワー獲得により集客を図るお店もあるとか……。
そのため「有名になりたい」「レベルの高い接客を身に付けたい」といった方には、まさにうってつけかもしれません。
加えて人気のインフルエンサーがプロデュースするお店も散見され、オリジナル楽曲への歌唱や振り付けも仕事内容に含まれることがありますね。
アニマル系コンカフェ
母数こそ多くはないものの、アニマル系コンカフェというのもあります。
猫やうさぎ、犬、馬などのいわゆる「ケモミミ」を付けて接客するスタイルがほとんどですね。
アニマル系コンカフェでは、お客様が「飼い主さん」「飼育員さん」といった立場になります。
すなわち女性キャスト側には、可愛がられるだけの「愛嬌」や「人懐っこさ」などが求められるでしょう。
人間ではなく「動物」として接することになるため、捉え方によっては可愛がられる程度であればお客様に多少「わがまま」を言いやすい環境でもありますね。
コスプレ系コンカフェ
コスプレ系コンカフェでは、指定された世界観に応じて本格的なコスプレ衣装を着用できます。
そしてその世界観は多岐にわたり、学園系やチャイナ、CA、ナースなどがあるでしょう。
ちなみに人気コスプレイヤーがプロデュースしていたり、女性キャストそのものがコスプレイヤーで構成されていたりする場合もあるとか……。
そのため趣味が合うならば、職場で仲良い友人ができる可能性も考えられますね。
コンカフェで稼げるお給料は、相場で言うと時給1,200円~1,500円前後といったところ。
プラスして深夜手当やボトルバック、チェキバックなど追加として稼げる要素もありますね。
上記の想定で仮に週3日、1日5時間働くとすると月収8万円~10万円稼げる計算になるでしょう。
またコンカフェは長く働いたりリーダー格になったりすれば、昇給も見込めます。
加えてコンスタントにシフトに入ることで、キャストのファンになってくれるお客様も出てくるでしょう。
いわゆるお客様にとっての「推し」という存在になることで、ボトルバックやチェキバックなどを手に入れる可能性が高まってくるのではないでしょうか?
ここからは、コンカフェと他の夜職(ナイトワーク)との違いを解説します。
初心者さんは混同しがちな点があるかもしれないので、よく見ておきましょう。
コンカフェとガルバ(ガールズバー)の大きな違いは、ずばり接客スタイルや料金形態、雰囲気などです。
このように両者は、接客スタイルや雰囲気の違いによって客層も異なってきます。
特にコンカフェはお店ごとの世界観を魅力に感じて来店されるお客様が多いため、店舗によっては客層の年齢や雰囲気も変わってくるでしょう。
ちなみにコンカフェでは、女性キャストとお客様との連絡先の交換はNGとされています。
一方でガルバは女性キャストの判断に委ねられている場合が多いので、お客様との関わり方においても違いがありますね。
コンカフェとメイドカフェとでは、店舗業態や接客スタイル、女性キャストの年齢層が違うでしょう。
特筆すべきは、接客スタイルにおける大きな違いです。
コンカフェで重視しているのは、お客様との関わりやコミュニケーションなど。
対してメイドカフェではテーブルにドリンクを運んだり、食事を運ぶ過程でのコミュニケーションだったりと、メインは「配膳業務」がほとんどです。
ゆえに「お客様との関わり方」において、コンカフェとメイドカフェには大きな違いがあると言えるでしょう。
コンカフェとキャバクラとでは、特筆すべき違いが5点ほどあります。
上記ように両者は明確に異なり、お客様との関わり方も違いが出てきています。
そのためコンカフェとキャバクラとでは、そもそもお客様のターゲット層も異なります。
狙うべきターゲットが異なるので、働くキャストの接客スタイルやお仕事への向き合い方も変わってくるでしょう。
結論から申し上げると、コンカフェの面接は質疑応答がメインです。
特にお店側の質問事項が多く、一般的なアルバイトと異なりコンカフェならではのヒアリングもされますよ。
その他コンカフェならではの項目としてはSNS運用の可否やお店ごとのコンセプトへの理解、歌やダンスのスキルなども質問される可能性が高いでしょう。
コンセプトによっては、SNSでインフルエンサーのような顔写真ありきの運用を任される場合も……。
特に前述した「アイドル系」「メイド系」だと大いにあり得ますね。
面接の過程で自分にNGがないか、どこまでできるかなどを考えたうえで回答していくのがベスト。
長く働いていくためにも、お店側と自分とでお互い齟齬がない状態で勤務できるのが望ましいですね。
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最後にコンカフェによくあるQ&Aにお答えしていきます!
ここで疑問を取りこぼさないよう、不安な方はご覧になっていってくださいね。
コンカフェには他の夜職のように「指名制度」は存在しません。
なぜならコンカフェは風営法の区分により、指名制度を設けられない決まりがあるから。
代わりに「推し制度」というシステムが存在し、制度にともないチェキサービスやオーダーサービスなどが活用されます。
●チェキサービス
女性キャストとお客様とで一緒にチェキを撮れるサービス
●オーダーサービス(提供)
お客様から要望があった女性キャストが食事やドリンクを提供するサービス
●ドリンクプレゼント
別名「キャストドリンク」ともよばれ、推している女性キャストとドリンクを楽しめる
●パフォーマンスの提供
推してくれているお客様からのリクエストに応じて、特定のパフォーマンスを受け付けるサービス
など
このように「推し制度」によりお客様から推されれば、サービスのパフォーマンスの提供があり得ます。
給料のトピックで少し触れましたが、チェキやドリンクなどによるバックも女性キャストに還元されるでしょう。
コンカフェで働ける年齢層は、基本的に18歳以上(高校生不可)となります。
理由としては、風営法の規定によって年齢の決まりがあるからです。
コンカフェは風営法内での区分上、「接待行為」がある飲食店や社交飲食店といったものになります。
お客様の隣に座ったり長時間談笑したりする行為が、接待行為にあたります。
このように接待行為がある飲食店(または社交飲食店)なので、風営法の区分上18歳以上(高校生不可)とされているわけですね。
コンカフェでは、お客様に対して以下のような暗黙のルールがあります。
・世界観に合わない下世話な話はしない
・お会計後に長居しない
・放置されている時間も不機嫌にならない
・勝手に席を移動しない
・プライベートな情報を聞き出さない
・女性キャストに対して感謝を示す
など
女性キャスト側のサービスも決して安いものではありません。
時には時給に合わない高度なおもてなしを要求される場合もあるでしょう。
しかしコンカフェは、上記のようにお客様側に対しても水面下で厳しいルールや禁止事項が敷かれています。
サービスの心地良さは女性キャストとお客様での信頼関係で成り立っていると言っても過言ではなく、なかなかに奥深い世界と言えるのです。
結論から言えば、コンカフェはお酒を飲めなくても働けます。
実際求人情報には、「お酒飲めなくてもOK」「ソフトドリンクのみ可能」といったアピール文言を掲げているお店も多い傾向にあります。
採用に関しても、女性キャスト全員がお酒を飲めるかどうかに比重を置いているわけでななく、大事なのはお客様に対するホスピタリティがあるかどうか。
あくまでお酒が飲めるかどうかはおまけ程度にしているお店もあるので、応募は臆せず積極的にしていくのがおすすめですよ!
コンカフェのイベントには以下のようなものがあります。
・バースデーイベント
・卒業イベント
・◎周年イベント
・季節のイベント
(バレンタイン、七夕、ハロウィンなど)
特にわかりやすいイベントだと、季節のイベントが挙げられるでしょう。
一般的に話題にもなる「バレンタイン」「ホワイトデー」「七夕」「ハロウィン」「クリスマス」などでは、季節や女性キャストに応じたフードorドリンクの特別メニューが出る場合も考えられます。
さらに日付にかかる「ネコの日」「ポッキーの日」などでも、イベントがあるお店もあります。
年単位で見ると一年が結構慌ただしく過ぎる印象もありますが、それだけコンカフェではイベントが多くお客様を楽しませる要素に注目していることとなりますね。
コンカフェバイトはポータルサイトやSNS、実際に働く女性キャストから紹介してもらうのがおすすめ!
特にお店の求人情報がたくさん掲載されているポータルサイトなら、複数店舗を比較して選ぶことができます。
「自分には何が合うかわからない」「色々見た末に決めたい」といった方であれば、最もおすすめの手段と言えるでしょう。
コンカフェとは、特定のコンセプトや世界観に基づいて作られたカフェ。
カフェと銘打っているものの、夜営業(深夜まで)しているバー形態のお店もあります。
そんなコンカフェは、たくさんのコンセプトから好きなものを選べるのが魅力。
メイド系やファンタジー系、アイドル系など、様々なコンセプトのお店が全国各地で展開されていますよ。
そのためコンカフェは、今後まだまだ需要が伸び続ける業界。
この記事を読んでコンカフェバイトに興味を持たれた方がいるならば、ぜひ求人情報をチェックしてみてくださいね。
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