「変なおじさんばっかりじゃないの?」「イケメンとかって来るの?」「若い女の子はいる?」
これからコンカフェで働きたいと考えているなら、どんなお客様が来店するのかは気になるポイントでしょう。
この記事ではコンカフェの客層・年齢層を徹底解説!コンセプト別の客層の特徴や、“良いお客さん”“困ったお客さん”のリアルなエピソードまで、現場で働くキャストたちの声も交えてご紹介します。
コンカフェに訪れるお客様のタイプは、お店のコンセプトや立地によって大きく異なります。
例えば、アニメ・ゲームの聖地として有名な秋葉原には「萌え系」のコンカフェが多く、アニメ好きな男性や海外からの観光客が多く訪れる傾向です。
一方、男装系のコンカフェでは来店者のほとんどが女性で、“推し活女子”や“宝塚ファン”のような層が目立ちます。
また渋谷・歌舞伎町といった繁華街エリアのお店はナイトワーク寄りのにぎやかな雰囲気が強く、遊び慣れたおじさまや若いグループ客などが中心です。
コンカフェのお客様は年齢も性別もバラバラ。しかし実際に働いてみると、「よく来るタイプ」にはある程度の傾向が見られます。
ここでは現役キャストとしての視点から、代表的な来店層を属性別に紹介します!
最も多くのコンカフェに登場するメイン層とも言えるのが、30代~60代のいわゆる「おじさん」世代。
仕事終わりにフラッと立ち寄ったり、週末の息抜きに来店したりするパターンが多いです。
中にはコンカフェが生きがいのようになっている常連さんもいて、お気に入りのキャストを長く応援してくれる「良客」タイプも多数存在します。
一方で、過度な干渉や距離感が近すぎる“痛客”化する例もあるので、接客スキルが問われる層です。
大学生やフリーターなどの若い男性もよく見かける客層です。
アイドルやアニメが好きで、メイド服やコンセプト衣装を“カルチャー”として楽しんでくれる傾向にあります。
最近はコンカフェを「可愛い空間」として楽しむ10代~20代の若い女性も増えている傾向です。
特に男装カフェやクラシカル系のコンカフェには、若い女性グループが連れ立って遊びに来る姿が多く見られます。
また実際にキャストとして働いている子が他店を“視察”に来るケースも。
若い女性客はメイクや衣装の話題で盛り上がりやすく、女子トークがはずむ癒やしの時間になるのでキャスト側にとっても嬉しいお客様です。
観光名所やアニメの聖地周辺にあるコンカフェでは、外国人観光客の来店も増えています。
東京の秋葉原や大阪の難波・日本橋などでは特にその傾向が強く、「日本独自の文化体験」として人気です。
スマホの翻訳アプリやお店の英語メニューなどでコミュニケーションを取ります。ジェスチャーで盛り上がる“ノリの良いタイプ”が多い印象です。
デートスポットとして、コンカフェに訪れるカップルも少なくありません。
彼氏がアニメ好きでメイドカフェに行きたいパターンや、彼女がSNSで見て興味を持ったパターンなど来店動機はさまざま。
ただし店内での“イチャイチャ”が浮いてしまうこともあるため、お店によってはやや賛否が分かれる層でもあります。
雰囲気を読んで接客する柔軟性が求められるケースです。
頻度は低いですが、芸能人やインフルエンサーなど「有名人」がお忍びで来店することもあります。
また話題性のある店舗には、有名人が撮影で訪れるケースも少なくありません。宣伝を通してお店の名前がバズるなんてケースもあります。
コンカフェには多様な“世界観”が存在しますが、それぞれのコンセプトによって集まるお客様の傾向も大きく変わってきます。
ここでは代表的な5つの系統に分けて、コンセプト別に客層の特徴をご紹介します。
メイド服・制服・ファンタジー・悪魔など、幅広いジャンルの衣装でキャストが接客するコスプレ系のコンカフェ。
メイドカフェをはじめコンカフェの代名詞とも言える系統で、お客様は10代〜60代までと年齢層が幅広い傾向です。
また写真映えを重視する若者や、コスプレ文化に関心の高い外国人観光客の来店も目立ちます。世界観がユニークなお店では、インスタやX(旧Twitter)をきっかけに来る人も多いです。
キャストが歌や踊りを披露するアイドル系のコンカフェは、アイドル文化に親しんだ層に人気な傾向です。
お客様はアイドルオタク系の男性が中心ですが、同じく推し活をしている女性ファンも多数訪れます。
ライブ形式のショーや、チェキ・グッズ販売など、来店動機が“応援目的”である点が特徴です。コールやMIX(盛り上げの掛け声)文化に慣れている人が多く、場の空気も明るく元気な雰囲気です。
大正ロマン、ヨーロッパ調、アンティーク風など、落ち着いた内装と“おもてなし”がテーマのクラシカル系のコンカフェ。
お客様は30〜50代の落ち着いた男性や読書好きな若い女性が多く、おひとりさまで訪れる傾向です。
お店によってはマナーや言葉遣いも重視されるため、「静かに非日常を楽しみたい」人がリピーターになりやすい傾向にあります。
キャストが男性に扮して接客する男装カフェ・メンコン(メンズコンカフェ)は、圧倒的に女性比率が高め。
特に10〜20代の女子高生や大学生、“宝塚好き”の女性が中心です。カッコいいキャストのビジュアルと、さりげない気遣いにキュンとしたい女子が集まります。
中には“ホストのような体験”を求めて来店する人もいます。
夕方〜深夜に営業していて、お酒の提供がメインであるナイトワーク寄りのコンカフェ。
キャバクラやガールズバーほどの“接客距離の近さ”はないものの、似たような雰囲気で楽しめる点から夜遊びに慣れた男性が多く集まる傾向です。
キャストと一緒にお酒を飲んだり軽く乾杯したりできることから、年齢層はやや高め。40代~50代の男性が中心で、「お気に入りの子にドリンクを奢って応援する」ことを楽しんでいる人も多いです。
お酒を通じたコミュニケーションが主軸になる分、お店はにぎやかな雰囲気です。
実際にコンカフェで働いていると、「このお客さん、ほんと神…!」と感じる良客もいれば「お願い、もう来ないで…」と思ってしまう痛客にも出会います。
ここでは現役で働いているコンカフェ嬢に聞いた、良客・痛客のリアルな具体例をご紹介します。
「良客」の特徴は、接客の“お仕事”としての側面をしっかり理解してくれていること。
丁寧な態度やさりげない気遣い、自然な会話などがあるとキャスト側も安心して接することができ、働くモチベーションもぐっと上がります。
“痛客”の共通点は、「キャストが“接客業”として働いている場であることを忘れてしまっている」こと。
恋愛感情の押しつけや自己中心的な態度・要求は、キャストの心身に大きなストレスを与えます。
他のお客様に迷惑をかけたりトラブルに発展したりするケースもあるので、悪質な場合は店長に報告して対処してもらいましょう。
「イケメンは来る?」「お客さんと付き合ってもいいの?」など、面接前や働き始めて間もない頃は誰もが一度は気になる疑問。
このセクションでは、現役コンカフェ嬢たちの実体験をもとに客層にまつわる気になる声をQ&A形式でわかりやすく解説します!
来ます!とはいえ頻繁にというわけではなく、“たまに”現れるという感じです。
清潔感のあるオシャレ男子や、アニメ・アイドル好きの若いイケメンさんがちらほら来店することも。
基本的には“NG”のルールがあるお店が多いですが、黙認されている場合も。
バレるとお客様が出禁になったりキャストがペナルティになるケースもあるので、避けるのをおすすめします。
一部の“痛客”によってそう見えることもありますが、ほとんどのお客様はマナーを守って楽しんでくれています。
確かに会話にならなかったり怖そうなお兄さんが来店したりすることもありますが、コンカフェに限らず実店舗型のサービス業すべてに言えることでしょう。
コンカフェは特にやばい客が多いなんてことはありません!
店舗やエリアにもよりますが、平均すると7〜8割が男性と言われています。
秋葉原や大阪日本橋などの王道エリアでは、海外観光客含めて男性比率が高め。一方で、男装カフェやクラシカル系では女性の姿も多く見られます。
コンカフェに来店するお客様は、30代〜60代の男性がもっとも多いというのがリアルな実情です。ただし、お店のコンセプトやエリアによっては若年層・女性客も増加中。
自分がどんな接客スタイルを目指すかによって、「合うお店」「無理のない客層」がきっと見つかります。ぜひ事前にリサーチして、楽しく働ける環境を選んでくださいね。
きらきらコンカフェ嬢を目指して今日もおきゅいん🍼🎀コンカフェ歴3年の「ポンコツめろ太郎」です✊普段はメイド×コスプレ系の王道コンカフェでお給仕してるよ♪コンカフェ業界あるあるや初心者向けの情報を発信していくのでみんな見て行ってね✨
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