キャバクラにおける「アイス」は、お客様の飲み物に入れる氷のことを指します。 氷をつかむトング、氷を入れておくアイスペール等もまとめて総称で「アイス」と呼ばれることもあります。 アイスはお客様の各テーブルに必ず用意され、氷がすべて溶けたり、なくなってしまう前にスタッフを呼んで交換してもらいます。 席について初回のアイスはセット料金に含まれているお店が多いですが…
「アイスペール」とは、お客様のテーブルに出す氷を入れておくための容器のことです。 お客様のテーブルにセットされ、水割りやロックのお酒を作るときに使われます。 中には氷と一緒に、マドラー(かき混ぜる棒)やトングも入っていて、これがないとお酒の用意がスムーズにできません。 キャバクラでは、お客様が来店されたらすぐにアイスペールを新しい氷で用意し、見た目も大切なため、氷が溶け…
「アイバン(合番)」とは、キャバクラにおいて使われる業界用語で、主に2つのを持ちます。 1つ目のは、1人のお客様が2名以上のキャストを同時に指名することを指します。これは「ダブル指名」とも呼ばれ、キャスト1人あたりの負担が軽くなるため、お客様もリラックスしながら楽しむことができます。 2つ目のは、2名以上のグループで来店したお客様が、それぞれ異なるキャストを指名することで…
「朝キャバ」とは、早朝から営業を開始するキャバクラのことです。 朝の5時から昼の12時頃に営業しているお店が多く、夜職の男性や、仕事帰りの人、朝方に活動する人などが主な客層で、朝から気軽に楽しめるのが魅力です。 働く女性にとっても、夜型の生活にならずに済むため、昼職との両立や、生活リズムを整えたい人にも向いています。 また、未経験から始めやすい環境として人気が高まってお…
「アップ」とは、お客様が一定時間の滞在を終え、退店すること、または女の子(キャスト)がそのお客様からの接客を終了することを指します。 通常、キャバクラではセットと呼ばれる時間単位(例えば60分や90分)で料金が区切られており、その時間が満了するとスタッフが「お時間です」と案内します。 お客様が延長を希望しない場合、「アップ」となり、精算へと進みます。 アップは次のお客様…
「アフター」とは、キャバクラの営業終了後に、キャストとお客様が一緒に食事をするなど店外へ遊びに行くことを指します。 アフターで行くお店は飲食店、居酒屋、バー、カラオケなどが一般的で、お客様から誘われたり、キャスト自身から誘う、他のキャストの付き添いとして太客のアフターに一緒に行く、などのパターンがあります。 アフター中は基本的にお給料は発生しませんが、お客様との仲…
「アンダー」とは、キャバクラ業界で使用される言葉で、18歳未満のことを指します。 英語で「アンダー」は「以下」というがあるため、そこから派生しています。 日本の法律では、キャバクラなどの夜のお店で18歳未満が雇われて接客することは禁止されており、摘発の対象となります。 そのためお店側は、キャストを雇う際に身分証を提示していもらいコピーを取るなどと年齢確認をしっかりと行う…
痛客とは、キャストに対して迷惑行為を働いたり痛い言動をしたりするお客さんのことです。 酔っぱらって大声を出す、下ネタを言う、自慢話が多い、上から目線で話す、身体を触ってくる、しつこく連絡先を聞いてくる、ストーカーをするなど、キャストに不快な思いをさせるお客さん全般を指します。 中には、キャストだけでなく男性スタッフや他のお客さんに迷惑をかける痛客もいます。 また痛客は、…
「色カノ」とは、キャバクラやホストクラブでよく使われる言葉で、まるで本当に付き合っている恋人のように接しているお客様のことを言います。 特定のお客様に対して甘えたりLINEや電話でこまめに連絡を取ったりと、お店だけでなくプライベートでも特別感を出し、あたかも恋人っぽい距離感で接する営業をします。 そうすることでお客様に「この子は本当に自分に気があるのかも」と思わせ、来店し…
「色恋営業」とは、キャストが顧客に対してこまめに連絡を取ったり、ラブラブな会話をしたりと、恋愛感情を持っているかのように振る舞う営業手法のことです。 お客様に「この子は自分に気があるのかも?」と思わせ、恋愛しているような気分を楽しませてあげられたり、「自分は他のお客さんとは違う」と特別感を味あわせることができます。 お客様はキャバ嬢を口説く目的で頻繁にお店に通うようになり…
「色恋管理」とは、略して「イロカン」とも呼ばれ、キャバクラにおいて黒服(ボーイ)がキャバ嬢に対して思わせぶりな言動をすることで、自分のことを好きにさせ、キャストを管理する手法のことです。 これはキャストが「好きな人(スタッフ)に認められたい、褒められたい」という感情を利用し、仕事へのモチベーションを高める目的で行われます。 男性スタッフがキャストと恋愛関係になり、彼女をお…
「インカム」とは、スタッフが店内で使用する無線のイヤホンマイク(インカムシステム)を指します。 複数人で同時に送受信することができるため、お店のスタッフがスムーズにコミュニケーションを取るために必須アイテムとなっており、スタッフ同士でお客様の案内やドリンクの注文、ボトルを運ぶタイミング、キャストの付け回しの指示などをインカムでリアルタイムで連絡を取り合います。 ま…
「インビテーションカード」とは、常連さんやVIPのお客さん、新規客に配られる招待状や割引券などを指します。 VIPの顧客向けに、特別なイベントに招待する目的で配られる場合や、新規客やリピーター獲得のために割引券として配布されることが多く見受けられます。 お客さんに特別感や価値を持たせ、他店との差別化を図れるカードです。 昔は紙で配布されていましたが、近年はス…
「ウェイター」とは、ホール業務全般を担う男性スタッフで、店内の接客が円滑に進むよう裏方から支える役割を持ちます。 営業前には掃除やテーブルのセッティングを行い、オープン後はお客様の案内、ドリンクやフードの提供、キャストのフォローなどを担当します。 また、店内の状況を常に把握し、トラブルの予兆を察知して防止に努めることも求められます。 ドリンクの追加や時間延長の声かけ、キ…
「ウェイト」とは、満席などの理由により、入店前のお客さんを一時的に待たせることを指す業界用語です。 このような状態は特に週末やイベント時に多く見られ、人気店では30分以上待たされることもあります。 また、入店の順番は基本的に来店順ですが、太客(高額利用が見込まれるお客)や指名キャストの本指名客は優先されるケースもあります。 ウェイト中にドリンクサービスやスタッフによる接…
「ウェブ指名」とは、お店の公式ホームページやポータルサイトなどWEB上でキャストのプロフィールや写真を見て指名するシステムのことです。 最近ではInstagramやTikTokがきっかけでウェブ指名に繋がることも増えてきています。 お客様は実際にお店へ足を運ぶ前に気になる女の子を事前にチェックできるのがメリットですが、画像加工によるいわゆる「写真詐欺」や、情報が古くもうお…
「裏引き」とは、キャストがお店のお客様と店外で会い、お店を通さず直接お金を受け取ることを指しており、「裏を引く」「直引き(ちょくひき)」とも呼ばることもあります。 キャストはお金目的、男性客は店外で会う特別感や、お店に比べて割安でキャストと会うために行われることがありますが、裏引きはどのお店でもルール違反にあたり、業界では厳しく取り締まられています。 お店にとっては獲得し…
「売上制」とは、キャストの給料が「指名」「同伴」「ドリンク」など、自分が獲得した売上金額に応じて決まる給与システムのことです。 時給制とは異なり、自分が稼いだ分だけ反映されるため、実力次第で高収入を狙えるのが大きな特徴です。逆に、売上が少なければ給料も少なくなってしまうリスクもあります。 歩合率(バック率)は店ごとに異なり、売上の40~60%になることが多いです。店舗によ…
「売掛」とは、キャバクラ等で利用料金を当日に支払わず、後日支払う約束をすることを指します。 「未収金」や「掛け」とも呼ばれ、いわゆる「ツケ払い」と同じです。 本来、キャバクラでは当日支払いが原則となっており、期日までに支払われないなどのトラブルが珍しくないことから売掛を認めている店舗は現在ほとんどありません。 店舗の経営やキャストへの悪影響や、会計の健全化の観点から、ナ…
A指名とは、お客さんが特定のキャストを指名することを指します。 本指名と同様のを指し、一般的には『A指名』よりも『本指名』や『本指』、『場外指名』と呼ばれるケースがほとんどです。 ただし関西地方ではA指名と呼ばれる割合が高い傾向にあります。 A指名に対しB指名も存在し、B指名の場合は『場内指名』を指します。 A指名は本指名にあたるため、B指名よりもバッ…
ガールズバーは、主に女性スタッフがカウンター越しに接客を行うバー形式のナイトワークで、女性スタッフは「キャスト」「フロアガール」等と呼ばれます。 キャバクラと異なり、お客様の隣に座ることはなくカウンター越しでカジュアルな会話を楽しむ接客スタイルで、提供される飲み物もバーならではのカクテルが豊富にあるのが特徴です。 料金設定もキャバクラに比べてリーズナブルになってお…
「カウンター」とは、キャバクラやガールズバーなどナイトワークの種類によりが異なる用語です。 キャバクラやクラブでは、お店が満席の際にお客様の待合スペースとして提供される場所のことを「カウンター」と呼ぶことが多いですが、ガールズバーやスナックでは、一般的なバーのように細長いカウンターを挟んで接客を行うため、そのカウンターをそのまま指すことが主となっています。 カウン…
「係」とは高級クラブで使用される用語で、キャバクラで言う「本指名」に近い合いです。 高級クラブはキャバクラのように1対1ではなく、お客さん1人に対し、係のホステスとヘルプのホステスの複数人で接客を行います。 お客さんが来店したら係のホステスが必ず隣に着き、ヘルプのホステスがサポートするのが高級クラブの一般的な接客スタイルです。 また高級クラブは永久指名のお店…
「掛け持ち」とは、複数のお仕事を兼業することです。 例えば、日中はOLとして働きながら夜は飲食店で働くといった、複数の勤務先に同時に所属しているような状態を指します。 また学生を職業として捉え、アルバイトをする学生も掛け持ちに該当する場合があります。 掛け持ちは、よく“ダブルワーク”や“副業”と混同されがちです。 しかし副業は本業ではない別の仕事を指し、ダブルワークは…
「カラオケパブ」とは、女性キャストとお酒を飲みながらカラオケを楽しめるお店です。 ボックス席のお店が多く、一般的なカラオケボックスのような個室は設けていません。 似た業種でスナックと比較される場合も多いですが、スナックよりもお店の規模は広く、カウンター席よりもボックス席がメインです。 ただしスナック同様、ママやマスターが店舗責任者として運営しているお店がほと…
「カラチケ」とは、「カラオケチケット」の略で、チケット制でカラオケを楽しめるお店で使用されます。 基本的に、1枚使用することで1曲歌うことができ、お客様が自由に購入して利用するシステムです。 カラチケは5枚や10枚などのセット綴りで販売されることが多く、1枚あたり100円~300円ほどが相場です。 お客様が「キャストにも歌ってほしい!」となった場合、キャストが歌うために…
キャバクラにおける「空名刺」とは、キャストの名前が記載されていない名刺のことを指し、店舗の名前、住所、電話番号、ロゴなど、店に関する情報だけが印刷されています。 これは主に、新人キャストが入店したばかりでまだ名刺が作成されていない時や、キャストの個人情報を保護したい場合などに使用されます。 キャストは自分自身で空白の部分に自分の名前や連絡先などを記載し、お客様に渡します。…
「乾き物」とは、おつまみとして提供されるナッツやポテトチップス、スルメなどの乾燥した食品のことを指します。 これらは、お酒のお供として気軽につまめるもので、お店のメニューにもよく載っています。 乾き物は比較的原価が低く、お店側にとって利益率が高いメリットがあります。 そのため、女の子が「乾き物もいかがですか?」とお客様にすすめることも。 注文が増えればお店の売上にもつ…
「かわしぼ」とは、キャバクラで使われる「かわいたおしぼり」の略です。 主に使うタイミングとしては、飲み物をこぼしてしまったときやテーブルが汚れてしまったとき、お客様のグラスの水滴を拭いたりするときやお客様の手を拭くとき、喫煙するお客様がいる場合には灰皿周りの汚れを拭くときなどに使用します。 ほとんどのお店では十分なストックを用意しており、一度使用したらすぐに捨てられるため…
「キープボトル」とは、お店で保管しているお客さん専用のお酒を指します。 ボトルのお酒を注文し飲み切れなかった際、次回の来店時に追加料金を払わず同じお酒を飲むことができます。 お店によって保管期限が決まっており、平均は1ヶ月~3ヶ月です。 お酒の種類は焼酎、ウイスキー、ブランデーなどが多く、お店の売り上げに関わるため、価格帯が高めのお酒が置かれる場合がほとんど…
「疑似恋愛」とは、キャストがお客様に対して恋人のような距離感や親密さを演出し、あたかも恋愛関係にあるかのような気持ちにさせる営業スタイルを指します。 実際には恋愛関係ではなく、あくまで接客や売上のための“営業テクニック”として行われます。 例えば、甘えた口調で話す、頻繁にLINEを送る、特別感を演出するなどが典型です。 疑似恋愛は、キャバクラという非日常空間において“恋…
吉四六(きっちょむ)は、定番の麦焼酎の名前です。 壺のような形に、手書きでお酒の名前が書かれたボトルが特徴的です。 クセがなく飲みやすいためお客さんからの人気も高く、ボトルとして提供しているお店が多い傾向にあります。 お店によって提供価格は異なりますが、12,000円~25,000円程度が相場です。 販売価格は720mlで3,000円程度でも購入可能です。…
「キモ客」とは、キモイ客の略です。 キャストに対して気持ち悪い言動を取ったり、不快な気持ちにさせたりするお客さんに対して使われます。 また、他のお客さんに迷惑をかけたり、スタッフに対して高圧的な態度を取ったりするお客さんにも使われる場面もあります。 不快かどうかの受け取り方は人それぞれではありますが、見た目ではなく言動や性格のせいでキモ客と呼ばれてしまう場合…
「客引き」とは、主にキャバクラなど水商売のお店への来店を促す営業活動のことを指します。 通称「キャッチ」とも呼ばれています。 繁華街などで通行人に声をかけ、キャバクラの魅力を伝えてお店に誘導することが主な役割で、案内したお客様がお店を利用した際に報酬が発生します。 最近では路上での客引きが規制される地域も増え、迷惑防止条例など客引きを取り締まる法律もあります。 摘発な…
キャサリンとは、ソファーに置くひじ掛けのことを指します。 ソファーと同じ色か、同系色で揃えているお店がほとんどです。 水商売ではひじ掛けをソファーに置くと、お客さんが入って来なくなるとされています。 そのためひじ掛け自体縁起がいいものではありません。 そこで、ひじ掛けを華やかな女性の名前で呼び始めたのが名前の由来と言われています。 戦後のアメリカ文化…
「キャスタン」とは、キャストが使うグラスのことで、「キャストタンブラー」の略です。 タンブラーというと、一般的には水筒や断熱性のある飲み物の容器を指すことが多いですが、キャバクラにおいての「キャスタン」は縦長のガラスのグラスのことを指すので注意しましょう。 また、お店によっては「レディタン」「レディグラ」「レディグラス」など、さまざまな呼び方があるため、覚えておくと便利で…
「キャスト」とは、キャバクラ等で接客を行う女性のことを指します。 キャバクラだけでなく、ラウンジ、スナック、ガールズバー、クラブなどのナイトワークでも同様に女性を「キャスト」と呼んでおり、お店によっては他に「フロアレディ」「ホステス」「コンパニオン」と呼ぶこともあります。 「キャスト」の語源は英語の「cast」に由来していると言われており、「配役する」「演じる」「…
「キャストドリンク」とは、お客さんがキャストに飲ませてあげるドリンクを指します。 略して「キャスドリ」と呼ばれる場合もあります。 値段はお店によって異なりますが、1000円~1500円が平均値です。 またキャストドリンクが出た場合、キャストにはバックがつきます。 お客さんはキャストドリンクを出して一緒に飲みながら会話を楽しむのが一般的ではありますが、出…
「キャスドリ」とは、お客様がキャストのために注文するドリンクのことで「キャストドリンク」の略称です。 お店によっては「ガールズドリンク」と呼ばれることもあります。 注文されたドリンクの料金の一部はキャストのバック(歩合給)としてお給料に反映されます。 キャスドリの種類はお店によって多少異なりますが、ビールやサワー、カクテルだけでなく、お酒が苦手なキャストのためにソフトド…
「キャッシャー」とは、キャバクラにおいてお客様の飲食代の会計処理や、店舗全体のお金の管理を行う担当スタッフのことを指します。 お客様が帰る際の会計を担当するため、1回の精算で大きな金額が動くこともあり、正確さがとても求められるポジションです。 店舗によって業務内容は異なりますが、売上の管理やキャスト・スタッフのお給料に関する処理を任されることもあります。 細かい数字を扱…
「サービス料とは」、接客の対価として設定されている料金のことで、ドリンク代やセット料金、指名料金とは別に発生します。 キャバクラなどのナイトワーク業界では一般的なシステムで、昨今では高級レストランやバーなどの一般の飲食店でも導入されることが増えています。 サービス料は、お会計の合計金額の10%~20%ほどが加算されることが多く、高級店ではさらに高く設定されている場合もあり…
「GS」とは、「ガールズソフトドリンク」の略で、最初に乾杯用にお店側から用意される、キャストが持つ料金がかからないソフトドリンクのことを指します。 通常キャバクラなどの夜のお店では、お客様が飲むドリンクには料金が発生しますが、キャストが仕事を始めるために必要なドリンクは無料で提供されることが多いです。 これにより、女の子がしっかりと接客に集中できるようサポートされます。 …
「自動延長」とは、キャバクラの料金システムの一つで、キャバクラで1セットの時間(通常60分ほど)が過ぎると、スタッフの延長確認なしに自動的に延長料金が加算されていくシステムのことです。 例えばお客様が20:00に入店し、1セット60分が21:00に終了しても、お客様からお会計を申し出ない限り自動的に延長され、21:00以降も滞在すればその分の料金が加算されます。 お客様は…
「指名」とは、お客さんが気に入ったキャストを名指しで指定し、接客してもらうことです。 キャバクラやホストなど、ナイトワーク全般で使われています。 また指名には2種類あり、入店前から指名するキャストを決めている「本指名」と、指名なしのフリーで来店したお客さんが、その場で気に入ったキャストを指名する「場内指名」の2つに別れます。 指名をするとセット料金とは別に「…
「指名替え」とは、特定のキャストを指名していたお客様が別のキャストを指名することを指す用語です。 キャバクラは自由指名制を取っており、別のキャストを指名すること自体はルール違反ではありません。 そのため、指名していたキャストの接客に合わない、より気に入ったキャストが見つかったなどの理由で、お客様が自発的に指名を変えることがあります。 似たの用語に「爆弾」があ…
「指名バック」とは、本指名や場内指名をもらった際にキャストに還元される歩合給のことを指します。 お客様が支払う「本指名料」や「場内指名料」の一部が「指名バック」としてキャストに入る仕組みで、バック率や基準はお店によって異なります。 「本指名バック」のほうが「場内指名バック」よりもバック率が高いことが多く、一般的には「場内指名バック」は500~1,000円ほど、「本指名バッ…
「指名料」とは、場内指名や本指名などお客様が気に入ったキャストを指名する際にかかる料金のことを指します。 セットごとにセット料金と合わせて料金に加算されるシステムとなっており、金額はお店によって異なりますが、場内指名料は1,000円~2,000円前後、本指名料は2,000円~3,000円ほどが一般的ですが、お店によっては人気のキャストにはより高い指名料をを設定していると…
「写真詐欺」とは、キャバクラの公式サイトやSNSに掲載されている宣材写真と、実際にお店で会うキャストの見た目が大きく異なることを指します。 多くのキャバクラでは、キャストの宣材写真を魅力的に見せるために、プロのカメラマンによる撮影や画像加工、修正が行われています。 そのため、実際に会ってみると「写真と違う!」と感じることも少なくありません。 過度な修正が加えられた写真が…
写真指名とは、お客さんがキャストの宣材写真やSNSの写真をみて指名することを指します。 キャバクラのみならず、ホストや風俗など他のナイトワークでも導入されている指名システムです。 お店で用意したパネルを見て指名する場合は「パネル指名」、キャストのSNSから指名する場合は「WEB指名」と呼ばれるケースもあります。 また宣材写真は加工されている場合が多いため、お…
「周年」とは、そのお店の開店記念日のことを指します。 お店の周年を祝うイベントを行う店舗が多く、一般的に「周年イベント」と呼ばれています。 周年イベントはお店全体で盛大にお祝いする特別なイベントです。このイベント期間はキャストとお店が一丸となって盛り上げるため、お客さんもいつも以上に楽しめる特別な時間になります。 周年イベントではシャンパンタワーや特別な装飾が用意された…
「終礼」とは、キャバクラの営業終了後に行われるミーティングのことです。 お店によって内容は異なりますが、基本的にはその日の出来事や反省点、売上の確認、イベントの告知などが話し合われる場となります。 お客様からのフィードバックを共有し、次回の営業に向けた改善策を話し合いサービス向上につなげたり、キャストのナンバー(売上ランキング)の発表を行うお店も多いです。 全てのお店に…
「出勤確認」とは、キャバクラにおいてキャストやスタッフが予定通りに出勤するかを営業開始前にチェックすることを指します。 お店側はキャストの出勤状況を把握し、スムーズな営業を行うために欠かせない作業です。 多くの場合、マネージャーやボーイが担当し、事前にキャストへ連絡を取ったり、システム上で確認したりします。 急な欠勤や遅刻がある場合は、代わりのキャストを手配するなどの対…
「趣味マク」とは、営業とは関係なくお客さんと肉体関係を持つことを指します。 枕営業との違いは、お客さんに来店させることが目的ではないという点です。 趣味マクでは、あくまで自分の意志や好意がある前提でお客さんと肉体関係を持ちます。 そのため「趣味」で枕をしている、略して趣味マクと呼ばれています。[sc name="todofuken_nightwork" ][…
「ショータイム」とは、店内に設置されたステージで歌やダンスが披露される時間のことです。 ショータイムがあるキャバクラは、ショーキャバクラと呼ばれるのが一般的です。 また、ショータイムがあるお店では、セット料金の中に鑑賞料も含まれています。 お店によっては、キャストだけでなくスタッフがコメディショーを行う場合もあります。 どのショーも、お客さんを楽しませ…
キャバクラにおける「小計」とは、客がオーダーしたドリンクやサービスなどの合計金額のことを指します。 具体的には、税金やサービス料を含む前の金額であり、実際に支払う前の基本的な金額を示しています。 この「小計」に税金やサービス料が加算されることにより、最終的な支払い金額が決定します。 例えば、ドリンク代や指名料、セット料金などが「小計」に含まれ、それに対して適用される消費…
「場内指名」とは、初めてもしくはフリーで来店したお客様が、接客したキャストの中から指名を行うことをしており、関西圏では「B指名」とも呼ばれます。 場内指名料の相場は1,000~3,000円ほどで、指名した瞬間からそのキャストがセット終了まで接客につきます。 場内指名で使ったお金はキャストの売上には含まれませんが、指名料の一部がキャストに「指名バック」として還元され…
「初回荒らし」とは、初回客のために安く設定されている料金を目当てに、多数のお店の初回だけを渡り歩くお客さんを指します。 キャバクラのみならず、ホストクラブや風俗などナイトワーク全般で使われる用語です。 特に女性のナイトワークよりも、ホストクラブ業界で使われることが多い傾向にあります。 初回荒らしは同じお店をリピートする確率は極めて低いため、お店にとっては厄介…
「初回料金」とは、初めてそのキャバクラを訪れたお客さんが支払う特別な料金のことです。 この料金は、通常よりも安く設定されているため、初めて訪れるお客さんが気軽に体験できるようになっています。 お店の雰囲気を知るためや、気になるキャストがいるかどうかを試すために使われることが多いです。 このシステムは、お客さんにとっては「試しに行ってみようかな」という気軽な入り口を提供し…
「ショット」とは、グラスに注ぐお酒の量を示す単位です。 1ショットは30ml、ダブルだと60mlになります。 ウイスキーやテキーラなど、度数が強いお酒を飲む際に使用されます。 本来は単位を示す用語ですが、ショットでお酒を飲む「ショット飲み」が略され「ショット」と呼ばれるケースも多く散見されます。 クラブやパーティーの場で親しまれていましたが、ナイトワークの…
スカウトとは、キャバクラやラウンジなどで働いてくれる女性を路上やSNSで探し出し、お店に紹介することです。 スカウトを行う人を『スカウトマン』と呼びます。 初対面の人と話す機会が多いため、コミュニケーション能力が重視される職種です。 ほとんどの人はスカウト事務所に所属するか、フリーランスとして活動しています。 しかし近年は条例が厳しくなり、迷惑防止条例…
待機とは、業務時間中のキャストの待ち時間のことです。 例えばキャバクラでは、開店直後でお客さんがいなかったり指名されなかったりなどの理由から、キャストが卓につけない時間が発生します。 そういった場合に、待機用に設けられたスペースでキャストは出番を待つわけです。 待機中は接客はできませんが、休憩時間というわけではありません。 お客さんにメッセージを送ったり電話をかけたり…
「体験入店」とは、キャストとして働きたい女性が、体験として一時的に働けるシステムのことを指しており、体入(たいにゅう)、体験(たいけん)、一体(いちたい)と呼ばれることもあります。 ほとんどのお店で体験入店が可能となっており、面接後に即日で体験入店(即日体入(そくじつたいにゅう))できるお店もあります。 お店の雰囲気が自分に合っているか、仕事を続けられそうかを見極…
「退店」とは、在籍していたキャバクラ店を辞めることを指す用語です。 一般的な職場での「退職」と同じ合いですが、ナイトワーク独自の事情やルールが関わることが多いため、少し特別な扱いになります。 退店には、「円満退店」と「飛び退店(無断退店)」の2種類があります。円満退店は、事前に店側へ退店の意思を伝え、シフトや契約に従って辞める形で、トラブルになりにくい方法です。 一方、…
体入荒らしとは、本入店する気がないにも関わらず何度も体験入店を繰り返すことです。 体験入店では、時給を高く設定している場合が多い傾向にあります。 そのため本入店はせず、複数のお店で体験入店を繰り返して稼ごうとする人は少なくありません。 しかしお店にとって体入荒らしは、本入店に繋がらない人材にコストを割くことになるので迷惑な行為です。 給料の支給日を工夫したり即日体験入…
お客様から何度にもわたって細かく追加料金を発生させお金を引き出すような営業手法や接客スタイルのことを指します。 その様子が、竹の子の皮を1枚ずつ何度も剥がすように、少しずつ・何度も支払いをさせることになぞらえているため、この名称がついています。 例えば、最初は軽くドリンク1杯だけ頼み、次に指名料金、ボトル、場内指名、延長……と、段階的に加算されていきます。 基本的にはあ…
「ダスター」とは、キャバクラで使われるテーブルやグラスなどを拭く時やちょっとした汚れをきれいにしたりするときに使う布のことをいいます。 お店によって素材はさまざまですが、多くは手のひらサイズの柔らかい布で、水分をよく吸うタイプが使われています。 女の子が直接使うことは少ないですが、主にボーイさんや黒服さんが使用し、テーブルにこぼれたドリンクやグラスについた水滴、タバコの灰…
「TAX」とは、税金とは別でかかるサービス料のことです。お客さんの会計時に、セット料金やドリンク代に加えて、消費税と一緒に加算されます。 TAXの割合はお店によって違いますが、25%~30%のところが多いです。 例えば、セット料金が10,000円のお店でTAXが30%の場合、10,000円+TAX3,000円+消費税が加算され、最終的な会計額が高くなります。 そのため、…
「ダブル指名」とは、「合番(あいばん)」とも言い、キャバクラでお客様が2人の女の子を同時に指名することを指します。 通常は1人のお客さんに対して1人のキャストがつくのですが、「ダブル指名」では2人のキャストが一緒に接客するため、お客様は2人の女の子と同時に楽しい時間を過ごせます。 その反面、指名料が通常の倍かかるため出費は大きくなりますが、その分会話が盛り上がりやすく、…
「ダブル同伴」とは、キャバクラにおいて一人のキャストが1日に2回の同伴を行うことを指します。 通常の同伴は、お客様と一緒にお店へ向かう前に食事や飲みを楽しむスタイルですが、「ダブル同伴」では異なる2人のお客様と別々に同伴をするため、時間の使い方が重要になります。 例えば、1人目のお客様とは夕方に食事をし、その後お店に入り、再び別のお客様と合流してもう一度同伴を行うという流…
キャバクラにおける「担当」とは、関係する立場によってが異なる業界特有の用語です。 まず、お客様の立場から見ると「担当」は、自分が指名して通っているキャスト(ホステス)のことを指します。 たとえば、「俺の担当は○○ちゃん」という場合、そのキャストが自分にとっての“推し”であり、継続的に指名している相手です。 一方で、キャスト側が使う「担当」は、自分を管理・サポートしてくれ…
チーママとは、お店でママの次に偉い人を指します。 主にスナックやクラブなど、ママが責任者を担っているお店で使われる役職のことです。 ママ同様、お店の顔としても活躍します。 そのため「小さいママ」を略して「チーママ」と呼ばれるようになりました。 基本的な仕事内容はママのお手伝いや接客のサポートなどがメインですが、ママの不在時は代わりにお店の責任者になるこ…
「チェイサー」とは、お酒の合間に飲む水のことで、主にお酒を飲んだ後の口直しや、酔いを和らげるために提供されます。 ウィスキーやテキーラなどの強いお酒を飲む際には、チェイサーがあることで、アルコールの濃度を下げて体への負担を軽減したり、口の中をリフレッシュする効果があります。 お水は無料で提供されることが多いですが、店舗によっては高級ミネラルウォーターやソフトドリン…
ナイトワークにおける「チェック」とは、お会計を指す言葉です。 お客様の帰るタイミングでスタッフ(ボーイ)にチェックと伝えることで、利用時間に応じたセット料金や飲食物の料金をお店が計算し、会計伝票をテーブルまで運んできてくれるので、そのままテーブルで支払いを済ませます。 チェック中はキャストも同席し、チェックが終わり次第、お店の出入り口までお客様をお見送りします。 …
チェンジとは、お客様に付いているキャストを別の人に交代するシステムのことです。 チェンジをするかどうかは、お客様の判断に委ねれらています。 キャストが好みではなかったり、接客を受けて気が合わなかったりした場合に要求される傾向です。 ただし他の女の子の接客も受けてみたいという意図でチェンジすることもあり、必ずしもキャストに対する不満足が理由とは限りません。 …
「チップ」とは、基本料金(テーブルチャージや指名料など)とは別に、お客様がキャストやボーイに対して感謝の気持ちを込めて渡すお小遣いのようなお金です。 お客様全員がチップを払うわけではなく、基本的にチップを払うお客様は多くはありません。 チップの額は、通常お客様の判断に委ねられており、キャストやボーイの接客や会話が気に入った場合に多めに渡されたり、アフター終わりのタクシー代…
「チャームとは」、乾き物やおつまみのことを指します。 お客様へ軽食として提供されるもので、一般的にはナッツやお菓子、スナック類が多く、ミックスナッツ・柿ピー・チョコレート・ポテトチップスなどが代表的です。 無料でチャームを提供しているお店もあれば、フードとして注文する必要があるお店もあり、料金体系は店舗によって異なります。 高級店になるほどクオリティが高くな…
「チャンスボトル」とは、もう少しで空きそうなお客様のボトルのことを指します。 ボトルとは、お客様が別料金を支払ってお店にキープしている焼酎やウィスキー、ブランデーなどのことで、一度購入すれば次回来店時にも楽しめるシステムです。 お客様がキープしているボトルを飲みきると、新しいボトルを注文してもらえる可能性が高く、キャストやお店にとって売り上げのチャンスになるため「チャンス…
キャバクラ業界における「蝶タイ」とは、黒い蝶ネクタイの略称で、主に黒服と呼ばれる男性スタッフやホストが着用するアイテムを指します。 蝶タイは、店舗の格式や雰囲気を演出するための制服の一部であり、フォーマルな装いとしての合いを持ちます。 蝶タイを締めることで、スタッフはお客様に対して礼儀正しく、洗練された印象を与える役割を果たします。 また、蝶タイ姿のスタッフがいることで…
「朝礼」とは、営業開始前にスタッフ全員が集まって行うミーティングのことです。 キャバクラにおいての朝礼は、前日の売上や業績の報告、その日の売上の目標やお店に呼ぶお客様の人数の目標の共有、注意事項などの確認などが行われます。 また、キャストの出勤確認も兼ねているため、同伴などの特別な理由がない限り、必ず参加が求められます。 朝礼は、お店の雰囲気を整えたり、チームの団結力を…
「直瓶」とは、シャンパンなど瓶に入ったお酒をグラスに注がず、直接瓶から一気飲みすることを指します。 文字通り「瓶から直接飲む」ことを略して「直瓶」となり、「直ビン」と表記されることもあります。 また、読み方も「ちょくびん」「じかびん」と複数あり、「ビンダ」とも同じで使われることが多いです。 キャバクラでは、お酒が好きなお客様やノリの良い席では場を盛り上げるためにキャスト…
ナンバーとは、売り上げの成績がランキング上位に入るキャストを指します。 「ナンバー嬢」や「ナンバークラス」と呼ばれる場合もあります。 お店によって、トップ10やトップ5とランクは様々です。 キャスト同士のモチベーションを上げるため、毎月ランキングが発表されるお店がほとんどです。 ナンバーに入るためには同伴回数や本指名数などではなく、最終的な総売上が決め手に…
キャバクラにおける「ニューボトル」とは、お客様が新たに注文するボトルのことを指します。 通常、キャバクラではお客様が最初に注文するボトルや、すでにキープしていたボトルが空になった際に新たに注文するボトルがニューボトルと呼ばれます。 このニューボトルは、注文されるとそのままお店にキープされます。ニューボトルを注文することで、次回の来店時に再利用できるため、リピートの多いお客…
「ノーゲス(別名:店カラ)」とは、キャバクラで店内にお客さんが一人もおらず、カラっぽで暇な状況のことを指します。 「ノーゲス」は「ノーゲスト(No Guest)」の略で、キャバクラはお客様が来店しお酒を飲んだり指名をしたりすることで売上が成り立っているため、ノーゲスの時間が長くなるとお店側としては大きなダメージになります。 お客様がいなくてもスタッフの給料やお店の家賃は発…
「ノードリ」とは、キャストにドリンクを一切出さない行為のことを指します。 ノードリのお客様のことを指して「ノードリ客」とも言い、いわゆる痛客の一種として扱われています。 フリーで来店されるお客様の中に一定数おり、指名客でノードリなことは稀です。 ドリンクが出ないとバック(歩合給)が発生しないことにくわえて、ノードリのお客様は指名にも繋がりにくい傾向があるため、キャストに…
キャバクラにおける「飲みキャラ」とは、主にお酒をたくさん飲んで場を盛り上げることが得意なキャストのことを指します。 お客様と一緒にテンション高く乾杯したり、ノリの良さや元気さが求められるキャラです。 お酒に強いキャストがなる場合が多く、場の空気を一気に華やかにする存在として重宝されます。 「飲みキャラ」は指名や売上に繋がることも多く、盛り上げ要員としてヘルプにも呼ばれや…
「飲み直し」とは、一度退店したお客様が再び同じ店舗に戻り、最初からセット料金を支払って接客を受け直すことを指します。 たとえば、初回の来店時に短時間しか滞在できなかった場合や、接客してくれたキャストともっと長く過ごしたいと思った際や、他店よりも満足度が高かったと感じた場合などに利用されます。 キャストにとっては、リピートや評価の証とされ、本指名(=継続的な指名)に繋がる可…
ノルマとは、お店によって課せられている月間やイベントなどで達成すべき目標のことです。 例えばキャバクラにおいては、出勤数、指名数、同伴数、売上などのノルマが設けられている場合があります。 「月に〇回以上出勤する」「月に〇本以上指名を獲得する」「月に〇円以上売り上げる」といったように定められており、達成できなければ罰金や時給ダウンなどの罰則が発生することも。 ただし店舗に…
「バースデー」とは、お店に在籍しているキャストの誕生日に行われるイベントを指します。 年に1度のバースデーは多くの来店が見込めるため、主役となるキャストにとっては最も売上に期待できるイベントのひとつです。 当日はお店の装飾や演出がバースデー仕様になったり、主役のキャストはいつもとは違った色のドレスや衣装を着用したりします。 イベントの規模はキャストの役職や人…
「バーテン」とは、バーテンダーの略で、キャバクラのカウンター内でドリンクを作るスタッフのことを指します。 注文のあったカクテルやワインなどのドリンクを作り、提供するのが主な仕事ですが、お客さんと軽く会話をすることもあります。 特に、常連のお客さんの好みを覚えておくことで、スムーズな提供だけでなく「気が利く」と喜ばれることも。女性キャストと連携しながら、お客さんの好みに合っ…
ハウスボトルとは、セット料金に含まれているお酒のことです。 焼酎、ウイスキー、ブランデーなど、お店によってお酒の種類は異なります。 ハウスボトルは店舗所有のボトルであり、お酒をつぎ足しながら使い回しているのが基本です。 またお客さんの飲み放題用のお酒なので、キャストがハウスボトルを飲むのは禁止としているケースが一般的。 お客さんが来店するたびに新品を提供していたりキャ…
「バカラ」とは、主に二つのを持つ言葉です。 ひとつは、カジノや高級バーで提供される「バカラ」というトランプゲームのことで、プレイヤーとバンカー(胴元)のどちらが勝つかを予想するもので、運と戦略が求められます。 キャバクラでは、バカラゲームを通してキャストとお客様のコミュニケーションを深める場としても機能します。 もうひとつのは、バカラのグラスや器を指しま…
キャバクラにおける「パキ伝(パキ伝票)」とは、「ドリンクなどのオーダーが一切入っていない状態の伝票」のことで、基本料金(セット料金)のみが記載された伝票を指します。 この言葉は転じて、「キャストにドリンクを入れてくれないお客様」のことを指す隠語としても使われています。 売上に直結するドリンクやボトルが一切入らないため、キャストにとっては実入りのない接客となり、モチベーショ…
「爆弾とは」、キャバクラで働く際に禁止されている行為やルール違反を指す言葉です。 特に、お客様を巡るトラブルに関して使われることが多く、代表的なものは「他のキャストを指名しているお客様を横取りする行為」です。 例えば、ヘルプでついた際に指名替えを匂わせたり、名刺を渡してしまうと爆弾行為とみなされることがあります。 また、「爆弾」は単なる指名の横取りに限らず、ヘルプの場で…
「罰金」とは、キャバクラで働くキャストがルールを守らなかったりノルマが達成できなかった場合に支払うお金のことです。 たとえば無断でお休みしたり、遅刻したり、ノルマ未達成だった際などに罰金が発生することがあります。 また、キャストと男性スタッフが恋愛関係になると(風紀違反)かなり重い罰金が課せられます。 罰金の金額やルールはお店によって異なりますが、働くうえで避けたい出費…
「バック」とは、キャストが時給+αで得るインセンティブや歩合給のことを指します。 バックは主に、お客さんからの「指名」「ドリンク」「シャンパン等のボトル注文」などの売上に応じてキャストに支払われます。 例えば、お客さんがキャストを指名した場合、その指名料の一部がキャストのバックとして計上され、ドリンクや高額なボトルをお客様が注文することでキャストの収入が増えていく…
「派閥」とは、特定のキャスト同士で作られたグループのことを指します。 売上の高いキャストを中心に形成されることが多く、仲の良い者同士が情報を共有したり、営業協力をし合ったりするために自然と生まれます。 派閥に属することで安心感や連携のしやすさといったメリットがある一方で、他派閥との対立や、派閥外のキャストが孤立するなどのトラブルに発展することもあります。 店内の雰囲気や…
「パブ」はスナックに近い営業形態の業種です。 スナックよりもお店の規模が広く、カウンター席ではなくボックス席が多いお店がパブと呼ばれています。 また、キャバクラのようにキャストはお客さんの隣について接客を行います。 お店の料金形態はセット料金のお店が多く、客層は30代~40代以降の熟年層がメインです。 パブはお店によって「ショーパブ」や「フィリピンパブ…
「バンス」とは、キャバクラで働くキャストが給与を前借りすることを指します。 英語の「アドバンス(advance)」が由来となっており、バンス制度は全ての店舗にあるわけではなく、制度を設けていない店舗もあります。 前借できる金額は数万円から、多い場合は数十万円までで、店舗によってルールが異なります。 急な出費を補う手段として活用されますが、バンスはあくまで「前借り」なので…
「B指名」とは、キャバクラにおいてフリーのお客様(指名なしで来店したお客様)が、その場で気に入ったキャストを指名することを指します。 これは「場内指名」とも呼ばれ、大阪や京都などの関西圏では「B指名」という言葉が一般的に使われています。 ちなみに、お店に来る前から特定のキャストを指名する「本指名」は「A指名」とも呼ばれています。 B指名の料金相場は1,000~3,000…
キャバクラにおける「B専」とは、「ブス専」の略で、一般的に美人とされる女性よりも、地味だったり個性的な容姿の女性を好む男性客を指す業界用語です。 この言葉は、外見に対する好みを表現するもので、お客様のタイプを簡単に分類するために使われることが多いです。 「B専」のお客様は、見た目や華やかさよりも、親しみやすさや落ち着いた雰囲気を重視し、少し地味なキャストに魅力を感じること…
「ビアタン」とは、ビアータンブラーの略称で、ビールを飲むときに使われるグラスのことを指します。 キャバクラでは、大きなジョッキではなく、小さめのビアータンブラーでビールが提供されるのが一般的です。 ビアタンは、ビールの香りや味わいをしっかり楽しめる形状をしており、さらに冷たさを長時間キープできるようにデザインされています。 そのため、お客様はゆっくりと美味しいビールを楽…
「ビジター」とは、お店に初めて来店した新規客、本指名しているキャストがいないフリー客をします。 お店によっては、ボトルキープをしていないお客さんもビジターと呼ぶケースもあります。 ビジターは今後お店に通ってくれる可能性もあるため、お店にとってもキャストにとっても貴重な存在です。 初来店のハードルを下げるために初回の来店時のみ料金を下げているお店もあり、初回料…
「VIPルーム」とは、通常の接客フロアや席とは別に設けられた特別な空間のことを指します。 扉付きの個室空間となっていることが多く、内装が豪華でラグジュアリーなデザインが特徴で、通常フロアにはない設備(カラオケなど)が設置されていることもあります。 特別なお客様をもてなすために用意されており、多額のお金を使う「太客」やビジネス接待などのシーンで利用されることが多いです。 VIP…
日払いとは、給与計算の締日が1日単位になっている給与制度の総称です。 「当日払い」「翌日払い」「数日後払い」「翌週払い」などが日払い制度に該当し、給料の支給日は店舗によって異なります。 また日払いを採用している店舗では、支給にあたって規定を設けている場合も少なくありません。 例えば、日払いで引き出せる上限額が決まっていたり、給与額の基準を満たしていないと利用…
「冷やしぼ」とは、お店で使われる冷たいおしぼりのことです。 「ひやしぼ」や「つめしぼ」と呼ばれることもあり、お店によって呼び方が異なります。 キャバクラでは温かいおしぼりの「あつしぼ」が一般的ですが、「冷やしぼ」は酔いを冷ますためにおでこや首に当てたり、暑いときに手や顔を拭くために使われます。 特に夏場は需要が高く、お客様が汗をかいていたり、暑そうにしているときに出してあ…
キャバクラにおける「ビラ配り」とは、店舗の宣伝・集客のために街頭でチラシ(ビラ)を配る営業活動のことを指します。 主に駅前や繁華街など人通りの多い場所で、通行人に対して店名や料金、イベント情報などが記載されたビラを手渡します。 声をかけながら渡すことも多く、特に新規客の獲得や、来店を迷っている層へのアプローチとして有効です。 ビラには「飲み放題○分○円」や「初回割引」な…
「ビラ専」は、「ビラ(チラシ)」+「専(専門)」の略語で、主に店舗の宣伝チラシを街頭で配布することだけを担当するスタッフを指します。 繁華街や人通りの多い場所で、キャバクラのチラシを通行人に手渡し、店舗の存在や割引サービスやキャンペーンを周知させ、店舗の魅力や割引情報を伝えることで、新規客の集客を狙います。 基本的にビラ専の子はホール業務や接客などは行わず、ビラ配りだけに…
「マイナス営業」とは、キャバクラにおいて、お客様の人数よりキャストの人数の方が少ない状況のことを指します。 本来お客様一人に対してキャストが一人着くのが基本ですが、お客様の数が出勤しているキャストの数を上回ることがあると、複数のお客様に対してキャストが一人しか着けない状況になってしまいます。 キャストに負担が大きくかかるだけではなく、お客様の満足度も下がってしまうため、お…
枕とは、お客さんと肉体関係を持って来店に繋げる営業方法です。 もともとは『枕営業』と呼ばれていましたが、略して『枕』と呼ばれることも増えてきました。 売り上げが伸び悩んでいる人や、営業スキルに自信がない人が枕営業をしてしまうケースが見受けられます。 中にはお客さんの誘いを断れず、流れで枕をしてしまうキャストもいます。 キャストからするとメリットよりデメリッ…
「マグロ」とは、お客様に対して塩対応に徹するキャストのことを指す隠語です。 お客様に対する接客態度が不愛想で、会話やコミュニケーションに参加せず、淡々とした対応をしたり、ひたすら静かに座っているキャストがそう呼ばれることがあります。 未経験から入店したばかりの頃は緊張もあり、マグロ状態になってしまうキャストはそこまで珍しくありませんが ある程度歴が長くなってくると…
「マスコミ手当」とは、ホームページや雑誌、紹介所などのメディアでお店の宣伝をするために、キャストが顔を出すことに対して支給される報酬のことです。 顔を出すことで指名が増える可能性はありますが、多くのキャストは身バレを避けたいと考えているため、その対価として手当を支給するお店もあります。 お店側は広告効果を高めるためにキャストの協力を求めることがあり、取材を受けたり写真撮影…
「ママ」とは、店舗の運営や接客の中心的存在となる女性のことで、一般的には年齢や経験を重ねたベテランキャストが務めます。 「ママ」というポジションは基本的にクラブやラウンジといった業態に存在するもので、一般的なキャバクラには常設されていないことがほとんどです。 ママは単にお客様と会話するだけでなく、店全体の雰囲気作りや若いキャストの育成、常連客との信頼関係の構築など、多くの…
キャバクラ業界における「ミーティング」とは、営業前にキャストやボーイ、黒服など店舗スタッフ全員で行う打ち合わせのことを指します。 営業準備の一環として行われ、当日の来店予定客の情報共有、席の配置、イベント内容、売上目標の確認、注意事項の伝達などが話し合われます。 特にキャストにとっては、お客様の好みや過去の接客内容、同伴・アフターの予定などが共有される場でもあり、より質の…
キャバクラにおける「幹(みき)」とは、キャストやお店にとって、友人・知人など新しいお客さんを連れてきてくれる常連客のことを指します。 語源は木の構造に由来しており、「幹」がしっかりしていれば、そこから「枝」が多く伸びていくように、1人の常連客(=幹)を起点に多くの新しい客(=枝客)が自然に増えていくことから、そのように呼ばれています。 単に自分が通うだけでなく、紹介を通じ…
「未収」とは、お客様が当日利用した料金をその場で支払わず、ツケ(後日支払い)にしている状態を指す業界用語です。 いわゆる「売掛」とも呼ばれ、特に常連客や高額利用客に対して行われることがあります。 未収は店側が信用取引として行うため、支払いが滞るとキャストや店舗にとって大きなリスクになります。 そのため、店舗によっては「未収は○日以内に支払い」などルールを明確にしていたり…
水揚げとは、キャストが水商売あげてもらうこと。 キャストがお客さんと交際や結婚をした場合に、お店を辞めさせてもらうことを指します。 言葉の由来は、江戸時代に水商売の女性がお客さんに処女を捧げる行為にあるそう。 由来を考えると良い言葉とは言えないため、公には使わないようにしているという人もいるようです。 また現代では、水揚げという言葉は主にキャバクラ・スナック・クラブで…
「水商売とは」、キャバクラやスナック、パブクラブ、ラウンジ、クラブなど、ナイトワーク全体を指す言葉です。 お客様にお酒を提供しながら会話を楽しんでもらい、心地よい時間を過ごしてもらうことが目的の仕事です。 「水商売」という言葉には、流れる水のように収入が安定しにくいというや、元手がかからない水を売るような商売であることが由来とされています。 頑張り次第で高収入を得られ…
「店カラ」とは、営業中お店に来店しているお客様が一人もいない状態を指す業界用語です。 「ノーゲス」とも呼ばれます。具体的には、フロアにお客さんが少なく、キャストも接客できる状況がない場合に使われます。 お客様がいないため売上がなく、お店の売上やキャストの収入に大きな影響を与えるので避けたい状態です。 「店カラ」になると、キャストは接客の機会を失い、店全体の雰囲気が重くな…
「店年齢」とは、キャバクラで働く女の子が、お店で設定する自分の年齢のことです。 実際の年齢よりも2~3歳ほど若く設定することが一般的で、お客様により魅力的に見せるための工夫のひとつです。 たとえば、25歳の女性が「店年齢」を22歳にすることで、よりフレッシュな印象を与えることができます。 お店によって推奨される年齢設定がある場合もあり、キャスト同士やお店の雰囲気に合わ…
「店前同伴」とは、キャバクラのお店の近くやお店の前でお客様と待ち合わせをし、そのまま一緒にお店へ入る同伴のことです。 通常の同伴のように食事や買い物はありませんが、しっかりと同伴扱いとなり、お客様は同伴料を支払い、キャストには同伴バックがつきます。 お店の評価にもつながるため、ランキングや給料アップを狙うキャストにとっても重要な営業手法の一つとされています。 また、出勤…
「無断欠勤」とは、出勤予定の日に連絡なしでお店を休んでしまうことをいいます。 キャバクラではこのことを「無欠(むけつ)」と略して使うことも多いです。 体調不良やどうしても外せない急用で出られない時もあるかと思いますが、無断でお休みをするとお店の売上にも関わってきたり、他のキャストやスタッフに大きな負担がかかってしまいます。 特に指名が入っていた日は、指名してくださったお…
「メンバー」とは、キャバクラで特定のキャストを指名していたり、お店に自分用のボトルをキープしているお客様のことをいいます。 メンバーのお客様はお店にとってもキャストにとってもとても大切な存在で、信頼関係ができている特別なお客様として扱われます。 中には「メンバー出勤」といって、そのお客様が来るときだけ出勤するキャストもいるくらい。 お店の雰囲気やキャストとの関係性が深ま…
「メンバー出勤」とは、本来の出勤日ではないキャストが、指名のお客様の来店に合わせて急遽出勤することを指します。 キャバクラでは、本指名で来店されるお客様や、太客・常連のお客様のことを「メンバー」と呼ぶため、このような出勤形態が「メンバー出勤」と呼ばれるようになりました。 メンバー出勤の場合、基本的に指名のお客様のみの対応をするため、通常の出勤とは異なります。 たとえば、…
「呼び込み」は、スタッフやキャストがお店の入口付近に立ち、通行人に来店を促す営業行為を指します。 ガールズバーやコンカフェなどではキャストが行う場合が多いですが、それ以外の業種だとスタッフが担当する場合がほとんどです。 スタッフは呼び込みの時点で割引交渉に応じる場合もあります。 また呼び込みと似た言葉で「客引き」もありますが、客引きはお店には属しておらず、お…
「夜職」とは、夜間に働く職業全般を指し、特にナイトワーク業界、つまりキャバクラ、クラブ、ガールズバー、ラウンジ、スナックなどの接客業をします。 中でもキャバクラ嬢は、男性客と会話を楽しんだり、お酒を提供したりすることで対価を得る職業であり、夜職の代表格です。 「夜職」は昼職(一般的なオフィスワークや販売業など日中の仕事)と対比される言葉であり、不規則な生活や精神的・肉体的…
ナイトワーク系における「ラスト」とは、お店の閉店時間を指します。 英語で“LAST”と表記されていることもあり、お客さんに閉店時間を伝える際や店舗HP上での営業時間の記載等で使われています。 ナイトワーク系のお店は、客入りや曜日などによって閉店時間が変わる場合があり、閉店時間を固定してしまうとクレームに繋がる恐れがあるからです。 またキャバクラをはじめとした…
「ラッキー」は、キャストをお客様の席に案内したり、交代させたりする役割を担うスタッフのことを指します。 彼らは店内のキャストの配置を管理し、お客様とキャストのバランスが取れるよう調整します。 お客様が来店すると、適切なキャストを席に着け、接客が滞りなく行われるようサポートします。 また、キャストが過度に忙しくならないように、適切なタイミングで交代を指示することも重要な仕…
「リスト」とは、「付け回し」を主に担当するスタッフのことを指します。 リストは、どのキャストをどこの席に付けるかを判断・指示することが主な業務となっており、お客様の好みに合わせたキャストを見極めて配置する重要な役割を担っています。 お店の売上にも直結するポジションのため、ある程度業務に慣れてきたスタッフがリストを担当するのが一般的です。 付け回しの手法として…
「レギュラー」とは、 キャバクラで週4日~6日ほど出勤できるキャストのことを指します。 お店によってレギュラーと呼ばれる条件は異なりますが、出勤日数が多いため、お店側からも信頼されやすく優遇されることがあるのが特徴です。 例えば、指名をもらいやすい席につけてもらえたり、時給が上がりやすくなったりすることもあります。 また、レギュラーのキャストはお店の雰囲気を作る存在と…
レディグラ(レディグラス)とは接客中にキャストが使うグラスのことです。 レディースグラス、レディースタンブラー、6タンと呼ばれる場合もあります。 お客さんにボトルを入れてもらった時に使います。 お客さんが使っているグラスよりも、比較的一気に飲み干せるくらいの小さめのサイズのグラスです。 キャストは仕事中に様々な卓についてお酒を飲むため、持ち運びしやすく…
「ロック」とは、氷を入れたグラスにお酒を注いで飲むスタイルを指します。 特にウイスキーや焼酎などの強めのお酒で人気がある飲み方で、氷が溶けることでお酒が徐々に薄まるため、時間をかけて風味の変化を楽しむことができます。 アルコール度数が強く、自然と飲むペースも抑えられるため、キャバクラではキャストとの会話を楽しむのに向いている飲み方とも言えるでしょう。 キャバ…
「割りもの」とは、キャバクラで提供されるお酒を割るための飲み物のことを指します。 たとえば、ウイスキーや焼酎などの強いお酒を飲みやすくするために、水やソーダ、お茶、ジュースなどが使われます。 お客様の好みによって「水割り」「ソーダ割り」「お茶割り」などを選べるのが特徴です。 また、「割りもの」はお酒の味を和らげるだけでなく、酔いをゆるやかにしたり、飲みやすくしたりする…